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杉並区にある日大鶴ヶ丘高校で、6月14日に長崎修学旅行の事前学習として団体鑑賞に「アンゼラスの鐘」が取り上げられました。高校生たちのすばらしい感想文が製作委員会にたくさん寄せられたそうですが、その中からほんの一部を紹介します。それぞれ長文ですが、紙面の都合上、ハイライト部分を紹介します。 アンゼラスの鐘を見て 2年 女子 私は今回「アンゼラスの鐘」を見て、改めて戦争の怖ろしさを感じました。怖くて見にくくて泣く前に圧倒されてしまい、「自分は今ここにいるんだ」と物語に入っていく自分を何度も今に戻そうとしました。アニメだからまだよかったけど現実は・・・考えると胸が痛くなります。 原爆投下前、私は物語が日を追うごとに、あの八月九日に近づくにつれてドキドキでした。しかし、今考えてみると被爆者はこんなことが起こるなんて予想もしておらず、実際に投下された時のショックは私たちと比べものにならないくらい大きかったはずです。 物語が進んでいくと同時に、私は医者の秋月先生の強い心に胸を打たれました。ここから逃げ出したい、とまで思うほどつらい中でどんな時でも秋月先生は患者を励まし、元気づけていました。私もそんな強い心の持った人になりたいと感じました。 このような戦争の重要な体験から分かる教訓は忘れてはいけないことだし、また、語りついでいかなければいけないと思います。 アンゼラスの鐘 2年 男子 目をつぶりたくなるような内容だった。ものすごい人数の人が死に、悲しむ家族。とても見るに耐えなかった。それに、原爆の破壊力、そして“死の同心円”の恐ろしさ。 (中略) アンゼラスの鐘を見て、感じたことはたくさんあった。原爆の破壊力はもちろん、徐々に広がる同心円の恐怖。その当時の人々の考えや思い。そして何よりあきらめない、強く生き抜くという強い気持ち。アンゼラスの鐘から学び取れるのは恐怖だけではない。生きるという強い気持ちも学び取れると感じた。 平和というメッセージ 2年 女子 「アンゼラスの鐘」を見て感動したことは、秋月さんの人類愛でした。 自分も被爆しながら、他の被爆者のために治療を続けたり、患者を励ましたり、本当に偉大な人だと思いました。自分も辛いはずなのに、皆のために活動する姿はとても感動しました。また、被爆者たちの大変な苦労も忠実に描かれていて、見ていてとても切なくなりました。家族が自分の前で死んだり、さっきまで、あるいは昨日まで元気だった人がいきなりなくなったり、無事助かったと思った人も次々と亡くなったり、とても悲しく考えたくもないことだけど、実際にあったことなので受け入れなければならない。そして、この原爆の悲惨さを伝える義務があると強く感じました。 今回、この映画を見て改めて平和について考えることができました。 そして、修学旅行では、実際に長崎に行くので平和についてもっと学習を深めたいと思いました。 アンゼラスの鐘を見て 2年 男子 今まで戦争を背景にした映画をたくさん見てきたけれど医者の立場から描かれた映画は初めてだ。 (中略) 倒れた家の下敷きになりながら自分の子どもの命だけはと願う母親の姿。家族が次々と亡くなっていき、自分の墓穴を自分の手で掘る姿。元気だった人が次の日には亡くなっている姿。全てが絶望的でこれほど残酷なものはないと思った。映画を見ていて心が痛くて痛くて仕方がなかった。助けてあげることができず、見てみぬふりするしかないこともたくさんあって、当時の人々の心の強さを改めて感じた。 今の私たちは戦争のない日本で暮らしているけれど、世界は今日も戦争は絶えていない。いま、この一分一秒の中で亡くなっていく人々もいる。そう思うと、本当に私は幸せ者なんだと思う。戦争の残虐さをみんながわかっているのに、どうして無くならないのか。 映画を見て思ったこと 2年 女子 何度も何度も聞かされたことだった。日本は世界で唯一の被爆国、原爆、長崎、広島。いろんな人から聞いた、教科書でも習った。だけど、知らないこともあった。それは、被害者の声だった。 たくさんの人が死んだそうだ。これだけ聞いても、へぇ、そう、で終わる。だけどそのたくさんの中の一人一人は、計り知れないほどの思いで死んでいった。ガレキの下に閉じ込められながらも息子の命だけはと叫び続ける母親。今や親が子どもを殺す世の中になってしましまった。昔の人から見たら、こんな風になってしまった現代人を笑うだろう。 生き残ったほうもまたつらい現実が待っている。薬がなく手当てしたくともできない辛さ、動けない辛さ、家族が日を追って死んでいく辛さ。たくさん辛いことがある。しかし、そこで胸にささった言葉を思いだす。 「あきらめるな、あきらめたら最後だぞ!」 そうだ、どんなに辛いことがあっても諦めたらそこでおしまいなんだと気づかされた。被害者たちの声から学ぶべきことはたくさんある。
by angelics1
| 2006-07-21 17:53
| 作 品 の 反 響
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