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10月末にあった国連軍縮週間に、「アンゼラスの鐘」が国連の中で上映されました。その報告が、上映会に参加した有原監督より届きましたのでご紹介します。 国連上映と思いがけない反響 「NAGASAKI1945 アンゼラスの鐘」監督 有原 誠治 (写真提供 KFTFカメラマン 佐々木優子さん) 10月25日木曜日のニューヨークは、朝からときおり雨がぱらつく曇天でした。 昼の12時過ぎ、わたしたちはタイムズスクェア近くの宿、St` JAMUS HOTELから、迎えに見えたキッズ フォー ザ フィーチャ(KFTF)の酒井良和事務局長と山本徹会長の案内で45番ストリートを国連に向かって急ぎました。 国連に到着すると、空港並みのセキュリティチェックが待っていました。手荷物を手渡し腰のベルトまで外させられます。上映会の時間が迫っています。国連本部の中を早足で急ぐのですが、ブロックからブロックへ移動する間にもチェックがあり、閉口しました。2001年9・11の影響とはいえ、国連にまで人間不信がはびこっている現実に、「世界平和は遠いなぁ・・・」などと余計なことを呟いてしまいました。 国連本部内に、「アンゼラスの鐘」のポスターを見つけました。そこが上映会の受付で、やっと"国連上映”の実感が湧いて来ました。 上映会の主催は、日本国政府代国連表部、国連軍縮部、NGO軍縮。後援に虫プロダクション(「アンゼラスの鐘」製作委員会)とKFTF。国際交流基金の支援がありました。 観客でいっぱいだった会場 会場である国連内のハマーショルド記念図書館講堂にたどり着くと、すでに大勢の観客が待っていました。日本の小寺国連大使、NGO軍縮のロンドン・マサコさん、NYヒロシマ会の古本さんらと慌ただしく挨拶を交わす間にも、国連国際学校の高校生たち70名ほどが来場し、170席の観客席は埋まりました。階段は日本のテレビカメラ、NTV, TBS,FUJI,などメディア関係者が陣取り、関心の高さがうかがえました。 司会のマイケルさんの紹介で、日本政府代表部小寺次郎国連大使、国連軍縮部ハンネローア・ホッピー(Hannelore Hoppe)上級代表副責任者のスピーチがあり、続いて、長崎からわたしたちに同行した高校生平和大使の草野昂志郎君が壇上で、長崎市長のメッセージを小寺大使に手渡しました。そして、草野君のスピーチです。 彼は、長崎市民が支援して完成した「アンゼラスの鐘」の上映会開催へのお礼を述べながら、被爆三世としての核兵器の廃絶を訴え、平和な社会の実現をめざし高校生一万人署名に取り組み、ジュネーブの国連に毎年届けていること。9・11グランドゼロを訪問して感じた「命の大切さ、平和への思いを分かち合いたい」と堂々とスピーチをして、会場から盛んな拍手を受けました。 草野くんの参加について 国連上映が実現しつつあった9月中旬、わたしたちは国連上映に被爆者の参加を願い、元長崎大学長の土山秀夫先生を介して被爆者の派遣を長崎市に相談しました。しかしながら、準備期間があまりにも短いことや、ご高齢となった被爆者の方には12時間にも及ぶ長旅が心配なことなどから断念せざるを得ませんでした。それを知った長崎市民の中から、「被爆者に代わって高校生平和大使の派遣を」との声が上がり、急遽、長崎西高校2年生の草野君の派遣が実現したのです。(新聞の画像をクリックすると、拡大して読みやすくなります) スピーチを終えた草野君へ温かい拍手を聞きながら、わたしは彼が参加して本当に良かったと思いました。草野君を通じて、観客はナガサキの映画をより身近なものとして受け止めることができるはずだからです。 進行プログラム上の問題 続く二つの音楽の演奏は、演奏者にも観客にも気の毒でした。映画との関連が不明だったことや、事前に演奏があることを知らされていない観客もいて、一部が帰ってしまいました。その中に、平日の午後、仕事の合間をぬって見に来ていたニューヨークの映画人が数名いたことは後から知ったのですが、とても残念なことでした。 今回の国連上映は、昨年11月に虫プロと契約し、アメリカで「アンゼラスの鐘」の上映普及を担当しているニューヨークのNPO団体KFTFが国連関係者に働きかけて実現しました。ですが、国連受け入れ側の方との意志の疎通がうまく行かず、映画鑑賞がメインと思って参加した方々の期待とずれたプログラム構成となってしました。 KFTF(キッズ フォー ザ フィーチャー) KFTFは、異文化の子どもたちの交流を促進し、戦争のおろかさや悲惨さを学んだ子どもたちが戦争のない社会作りをめざす手伝いする団体として3年前に誕生しました。代表を務める山本徹氏は、ニューヨークで活動する企業家ですが、ニューヨークを訪問したわたしたちに、「母が広島の被爆者で、妻のお義母さんがテンフィート運動の活動家で、そのお義母さんから「人間を返せ」のドキュメントをゆずり受けたことなどがきっかけとなりKFTFを立ち上げた」と、語ってくださいました。(http://www.kftf.org/aboutKFTF_J.html KFTFのサイト) デスカッションで積極的だった発言 映画の上映が終わると、静まり返っていた会場から大きな拍手が上がりました。上映会ではいつもほっとする瞬間ですが、今回は違います。虫プロの伊藤叡社長とわたしのスピーチと会場とのデスカッションが待っています。 壇上に座ると、ここでも思いがけないことが待っていました。予定されていたわたしたちの発言は突然省略され、司会と通訳によっての英文原稿代読で済まされてしまいました。事前に説明がなくてちょっと戸惑ったのですが、時間が押していたので止むを得なかったのかも知れません。 しかし、観客席からの発言は期待以上のものでした。「わたしたちに何を期待するのか?」、「若い人々に希望することは?」「どこに問い合わせたらよいのか?」こうした意見には「この映画の上映鑑賞の機会を広めて欲しいこと。」「問い合わせにはKFTFが応じます」と伊藤社長が答えました。最も印象的で、映画会が成功したなと実感したのは、会場のご婦人が立ち上がり「子どもが通う学校で「アンゼラスの鐘」を上映したが、映画のメッセージに子どもたちがとても感動した。もっと、多くのところで上映会を実施して欲しい」と訴え、拍手があがったときでした。 ロビーで出会った人々 予定の4時を過ぎ、上映会後はロビーでの交流や取材が待っていました。文字通りのロビー活動です。わたしはフジテレビの取材に「国連での上映をどのように思うのか」と聞かれ、「とても名誉なこと。これを機会に映画上映の機会が広がってほしい」と答えました。若い草野君は、TBSやNTVの取材を受けていましたが、大役を終えてほっとしたのでしょう。実にいい表情をしていました。 KFTFの佐々木優子カメラマンが後日送ってくださった写真には、高校生ぐらいの若い観客たちがインタビューを受けている様子が何枚もありました。予想していなかったことでした。彼や彼女たちと交流する機会を逃したのは、とても残念なことでした。 このロビーで、ニューヨーク在住の鈴木むつ子さんと初めてお会いしました。彼女は「すばらしい映画を作ってくれてありがとう。メッセージがとてもパワフルです。わたしの子どもたちが通う学校で見せましたが、子どもたちはとても感動し、好評でした。他の学校での上映の機会も作ります。友人のリディアがニューヨークの映画祭(International Film Festival for Kids, Animation Field)にエントリーするよう準備しています」などなど、とてもうれしいニュースを告げて下さいました。 会場で「学校で上映した」と発言された女性が、友人のリディア(Lydia Andre)さんだとのいうことや、上映前の催しが長くて、誘った友人(映画人)数名が怒って帰ってしまったことなどを教えてくれたのも彼女でした。 わたしは鈴木さんに感謝しながら、今日の観客や子どもたちの感想をメールで送って欲しいと、厚かましくもお願いしました。そして、帰国してから数日ごとに、鈴木さんからびっくりするような嬉しいニュースが次々と飛び込んで来るという事態が続いています。 では、その内容を日を追ってお知らせします。メール文のカラーやアンダーラインはわたしの方で付け加えております。 鈴木さんのメール(10月28日) > ”Animationも美しく、実にPowerfulな内容で、戦争、核の恐ろしさが切実に伝わってくる” ”大人がみてもショッキングで、製作者の意図は、十分に伝わる” ”画像が美しく素晴らしい、母親が命をかけて救った子供達がつぎつぎと死んでいくシーンは、涙が止まらなかった、多くの次をになう子供達のみでなく大人にもみてもらいたい” ”イランの問題がある今、この映画は、実にTimelyだと思う、多くの人に見てもらいたい、特に核の恐ろしさをあまり自覚していないアメリカ人には、特にみせるべきだと思う” ”ほとんど知らなかった核の恐ろしさを本当に実感として感じた、非常に貴重な経験をした、又この映画は、とても子供達にとってEducationalだと思う” ”とにもかくにもアメリカ中の多くの子供達に見てもらいたい” 多くの学校で上映をしてもらいたいと願っています。 私達も協力をいたしますのが多くのNYCの私立の学校を主体にコンタクトをとりつけ、映画の上映をしていただく、学校などの資料なども次回、酒井様(KFTF事務局長)にお渡しいたします。 この映画をプロモートするチャンスは、沢山あると思います。 まさにLydiaがいった言葉に私達の気持ちが集約されるのですが、"世界中で日本は、ただ1つの原爆を落とされた国、そしてアメリカは、ただ1つの落とした国、だから日本人とアメリカ人は、核の恐ろしさを世界中の人達、特に若い世代に伝える義務がある” 私たちもできるだけのお手伝いをさせていただきたいとおもっております。何かあれば何ありとおしゃってください。 この映画のMessageが世界中の子供達に伝わる事を祈りつつ。 感謝を込めて 鈴木さんのメール(11月6日) 1.酒井(KFTF事務局長)さんの方から、間違いなくInternational Children's Film Festivalに作品が出品されましたというお話を聞いております。 Lydiaからの連絡ですと、選ばれた場合は、あちらの方より連絡が入り、その場合は、来年、2月中旬あたりから1ヶ月くらいマンハッタンでフィルムが上映されることになるようです。 11月7日の鈴木さんのメールには、「ハワイの大学に勤めている友人からDVDを数枚購入したいという問い合わせが来た。彼女のクラスで使用したいと述べている。」 と、ありました。 同日、わたしは、国連上映の際にリディアさんが、「子どもの通う学校で上映した・・・」との発言が気になり、どこの学校でどのようにして上映したのか、鈴木さんとリディアさんに問い合わせしました。すると、すぐに思いがけない返事がすぐに戻って来ました。 鈴木さんのメール(11月7日) 学校は、St. Luke‘s 487Hudson Street New York NY Lydiaの息子2人も私の娘も通っているマンハッタンでもっと小さいPKから8年生まである、私立の学校です。1学年、1クラスのみ。クラスは、23人をこえる事は、ありません。場所がWest Villageというリベラルの場所にあるため、学校の実にリベラル、かつCommunity Serviceに力をいれ、多くの子供達がVolunteer活動をしています。 Homelessのお弁当のPacking、Aidsの患者さんのお食事をServeするなど。 St. Luke‘sの上映に関しては、私の方からSocial Studyの先生、Allen先生にお願いをしました。3年前も被団協の小西先生を招待していただきました経路があり、先生自体が多くの社会活動をしている事もわかっておりましたので。 その際、7-8年生のみだったのですが、Allen先生にお願いをして恐らくなんらかの形でもしフィルムを気にいれば協力をしてくれるであろう、Lydiaを招待したのです。 これがすべての始まりです。 そして9日、鈴木さんのメールにリディア(Lydia Andre )さんは「Andre Communicationの社長」とあり、リディアさんの言葉で驚くべき子どもたちの行動が書かれていました。 鈴木さんのメール(11月9日) リディアさんの返答 友達のむつ子から誘われ、映画を鑑賞、又、息子のいる8年生の担任のAllen先生は、社会学の先生で日ごろより人権問題を良く子供達に教えてくれております。 私は、あの映画を見て本当に強く感動をしました。そしてこの映画を多く子供達(12歳以上くらいの)に核をわからせるために見せる事に意味があると感じたのです。又、息子がこの映画に深く感動をした同時に戦争に対して多くの疑問をなげかけてきました。しかしその段階で私は、息子の質問に対する答えがわからない、そんなことから自分なりにリサーチを始めたのです。 それと時期を同じくして、長崎1945の映画上映の後、Allen先生は、アメリカでは、最近、さらに核のために国家予算を増やすというとんでもない案がパス、これに対し、先生がこの有原さんの映画をみた生徒(8年生に)議員あてにこれに対しての意見書を書くことを提案、子供達は、全員が手紙を提出したのです。 このことをきっかけに息子、私、私の家族全員がこの運動にかかわり、そして多くの人にこの映画をみせ、核の恐ろしさを認識させることがいかに重要化を感じたのです。 実は、わたしはニューヨークで酒井KFTF事務局長から、「リディアさんは、“原爆投下は止むを得なかった。核兵器は必要”が自論の方で、映画を見て180度、劇的に変わった方」と聞いていました。ですが、上記のメールでとてもそのような方だったとは信じがたくなり、失礼を省みず「酒井さんから聞いた話は本当に事実か?」とリディアさんに問い合わせました。即日、リディアさんから次のような率直な返答がありました。 鈴木さん経由でのリディアさんの返答(11月9日) はい、そのとおりです。 お恥ずかしい話ですが、あの映画(NAGASAKI1945)をSt.Luke’sでみるまでは、私は、いつもあの戦争を終わらせるためには、核を使う以外に手段がなかった、そしてその結果、多くの人の命を救うことができたという説をずっと受け入れてきました。 しかし、今、あの映画をみたおかげで核のこと、戦争のことを理解をし、又あの映画上映のおかげで息子も戦争、核に対してよりより理解ができたことを深く感謝しています。 補足:(鈴木さん補足) アメリカのほとんどの人は、あの核の投下は、戦争を終結するために必要だった、あの投下のおかげで多くの命が救われたと信じております。又、多くの人は、広島をしっていてもあの3日後に長崎に核が投下された事実をしりません。 映画を制作した者として、これほどの喜びはありません。 「NAGASAKI1945アンゼラスの鐘」は、製作企画当初から海外の若者たちに見てもらえるものを制作する、との位置づけがありました。それは、ご高齢となった被爆者の方々の証言活動がむずかしくなった時代に必要なこととして企画され、製作を支援する長崎の市民のみなさんからの強い期待でもありました。事実、完成後の全国各地での試写会でも、たくさんの方々から英語版制作のためにと募金が寄せられました。 個人的は、93年に作った小学生向けのピース・アニメ「つるにのって」(30分 世界65ヶ国以上に似普及)で試みた「観客である子どもたちの発達段階に配慮し、視覚的な残虐性表現を適度に抑制しながら核兵器の残虐性を伝え、平和を希求する人間のすばらしさを伝える」という手法を、「アンゼラスの鐘」で中・高校生向けに試みたことが、はたしてどのように受け止めてもらえるのかという強い関心がありました。 その英字幕入り作品が2006年の2月に完成後、「アンゼラスの鐘」は、ドイツ、フランス、コペンハーゲン、香港、韓国、シンガポールなどの映画祭で紹介され、それぞれの場所で、「ヒロシマは知っていたが、ナガサキであったことをはじめて知った」「教育的に力がある」「核兵器がこんなにおそろしいとは初めて知った」などの積極的評価を頂いたのですが、肝心の原爆を投下したアメリカで果たしてどのように受け止めてもらえるのか、正直言って大いなる不安でした。 その杞憂は、St.Luke’s Schoolの子どもたちとリディアさんの映画を見ての感想と行動で吹き飛んでしまいました。そして、11月13日朝、さらなるビッグニュースが飛び込んで来ました。 鈴木さんのメール(11月13日) Great News!! こんにちわ。今日は、嬉しいNewsです。 なんとSt.Luke‘sの生徒(7年生、8年生、年は、11歳から14歳)がNY州の議員にだした手紙に対して、先週、Allen先生あてにHillary Clinton(そうですあの現在、もっとも時期大統領に近いとされるクリントンです。NYの Senator《上院議員》 は、ShumerとClintonです。)からの返事が届き、そこには、有原さんたちの作品、Angelus Bell, Nagasaki 1945の名前があがってきます。 子供達がこのAngelusBell,Nagasaki1945を見てから核のことをしり、核を廃絶してもらいたいという内容のことを書いた結果です。 以下は、添付されて届いたヒラリー上院議員の手紙と、その翻訳です。 8学年の生徒様 このたびは、心のこもったお便りを有難うございました。若い人達からお便りを頂き、読ませていただき、とても嬉しく思います。お便りから、皆さんがどのようなことに関心があり、どのようなことを気遣っておられるのかがわかりました。 更に、ご意見を嬉しく思います。日本のアニメーション映画「1945・長崎アンゼラスの鐘」についての感想をお聞かせいただき有難うございました。 皆さんの先生宛に資料を同封しましたが、クラスの皆さんが気に入ってくださると思います。 どうぞいつも、私達の地域や国に関わる問題に興味を持ち続け、皆さんのご意見をいつも聞かせてください。皆さんが(世の中を)変えることができる、ということを忘れないで下さい。 お忙しい中、私にお手紙を書いていただき有難うございました。 心をこめて ヒラリー・ロダム・クリントン (翻訳は、長崎の前川智子さん) St.Luke’s Schoolは私学と聞きましたが、私学だからこうした実践的な平和教育が可能なのでしょうか。日本の私立中学校ではいかがでしょうか。日本の公立の小中学校の多くは、平和教育用の映画を子どもたちに見た場合、感想文を書かせておしまいをせざるを得ないのが実情です。政府の施策について子どもたちに考えさせ、子どもたちの意見を国会議員たちに書き送ろうものなら、即、偏向教育と指弾され、指導した教師は教育委員会に呼び出され、研修所送りとなりかねません。 ヒラリー上院議員の手紙にも感心しました。核兵器政策には一言も触れてはいませんが、すばやい対応で、子どもたちと教師を励ます内容となっています。 「アンゼラスの鐘」原爆を落とした国で、特にKFTFやSt.Luke’s Schoolの子どもたちと出会えたことはとても幸運なことでした。鈴木さんやリディアさんに寄れば、周辺の学校にも広げるとありますから、また、新しいドラマが生まれて送り届けられことでしょう。 国連上映を準備し支えて下さった方々に感謝しつつ、わたしの報告を終わります。 「NAGASAKI1945 アンゼラスの鐘」監督 有原誠治
by angelics1
| 2007-11-26 12:12
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